患者の気持ち
50台も半ばを過ぎると、何だかんだと身体の不具合が出てきて、病院に行く機会が増えてくる。診察の前には、だいたい検査があり、いつも通う大手病院Nでは中央処置室というところで採血などの検査をしてもらうが、ここもまたかなり待つ必要がある。先日も座って順番を待っていたら、いつもはそんなことなかったと思うが、その日は、いちいち検査内容まであわせて呼び出す人が担当やった。つまり、呼び出すときに「検尿の○○ さん」とか「心電図の△△さん」とか「採血の××さん」と大きい声で呼び出すのである。あのね、何で検査内容までこんな大勢の前で言うんですか、とツッコミたかったくらいである。よくも悪くも個人情報保護法のおかげで、名前すら呼ばない病院が増えているが(この病院も診察の待合では番号が液晶パネルに表示される)ここではいかなる理由によるのか、検査の内容まで世間に公表されてしまう。病院に勤めている人は、というかこの担当者さんは、自分が患者になったときにもこういうの気にならんのですかねえ。
2012.05.15
|
外国産日本人
高校時代、友人らと、「コマーシャル研究会」(通称コマケン)というのを勝手に作って、授業中にテレビCMの人気投票をし、ランキング発表をしていた。詳しくは覚えていないが、当時(35年以上前)から、コカコーラやサントリー、資生堂などは常にカッコいいCMだった記憶がある。高校生の頃、俺は極端な出不精だったので、休みの日には朝から晩までテレビを見ていたし、とにかくCMが好きで、番組よりもCMの方が好きという状態だった。当時は今のようにビデオもブルーレイもないため、お気に入りのCMソングが流れるまでテレビの前でテープレコーダーの録音スイッチを押す準備をして待っていた記憶がある。最近は、以前に比べるとテレビを見る時間はかなり減っているが、それでもCMだけは気にしている。そういう意味では最近もいくつか気に入っているCMがあり、コラムで新たなCMシリーズ(また、おもろないシリーズ増やすんかい、という声もありますが)始めよかと考えてます。で、最近のCMで気に入っているのは、某大手食品系会社のCMコピーで「あなたは、あなたが食べたものでできている」ていうヤツ。ロンドンオリンピックを目指す人気アスリートを使ったCMで、このCMの曲とコピーは秀逸やと思う。けど、ちょっとまてよと思うのは、日本人の食べているモノって外国産の方が多いやろということ。カロリーベースの食料自給率が39%てことは、日本で生まれ、日本に住んでいる日本人のカラダは61%が外国産っちゅうことやね。東大の鈴木教授が「日本人のカラダは国産ではありません」というのもその所以やね。オリンピックの国籍問題にはならんやろけど、こんなことでええんかいなと思うね。
2012.05.07 |
エセ金持ち
セルフサービスのガソリンスタンドは最近では当たり前のように普及しているが、俺が運転免許をとった昭和40年代から何十年もの間、こんなものは日本になかった。海外ではセルフが当たり前とか聞いていたし、確かにアメリカの映画などでは店員さんが出てきて、「窓は拭いていいですか?」とか「灰皿とゴミはないですか?」とかいう事もない。まあ例によって規制緩和やとか燃油の高騰やとか何やかやで、完全に定着した感があるセルフのガソリンスタンドである。で、先日友人の車で入ろうとした京都市内の某セルフスタンドには先客としてマセラッティ(たぶん、グランツーリスモ)が給油していた。しかもよく見ると給油しているのは若い女性である(美人かどうかはあえてコメントしませんが、マセラッティから想像してください)。一瞬、「おや?」と俺は思った。だいたいこんなマニアックな車に乗るのはちょっと通の(あるいは通ぶっている)男性と相場が決まっているからである。しかし、しばらくしてその疑問は解けた。頭のてっぺんからつま先まで、いかにも(あえて言いませんがマセラッティから想像してください)という若い男性が車に戻ってきたからである。「そうか、女性に給油させてたんか」と納得した。すると、こちらの車の中から様子を伺っていた女性からキツイ一言、「こんな高級車、何でセルフで入れてんの」と。そうか、カッコつけるねんやったら、全部それで通せと、そういう意味やと俺は理解した。そして確かにそれも一理あるし、さらに俺は、女性に給油させてる事自体がカッコ悪いと思うたね。まあ、ポリシーの問題と言えばそれまでかもしれんけど、ホンマもんの金持ちはそんなことさせへんと俺は思うで。
2012.04.30 |
超有名人
俺のように4流のコラムニスト(5流以下でなおかつコラムニストと称すること自体がおこがましいと人々は言いますが)にとっては我々の業界で(どんな業界や)数年前にすごく話題になった「生協の白石さん」という人はカリスマ的な存在である。ユーモアと見識にあふれたモノ書きというのは簡単にマネできるものではなく、ましてや、どこまで本気かわからんような質問に真摯に答える姿勢に対しては尊敬以外の何物でもない。
で、先日とある会合に出た時、俺の斜め前に座っている人の机の名札を見て目を疑った。「○○生協 白石△△」 と書いてある。「え〜、このひとあの生協の白石さんか?」と会合中ずっと気になっていた。会合が終わったら、直接「すいません、あの生協の白石さんですか」と聞いてみようと思っていたが、どうも話しぶりというか、雰囲気も違うような気がする。それに、あの生協の白石さんは確か関東のどこかの大学の生協やったな、と思い出してきた。会合が終わってすぐにインターネットでホンマもん(こちらもニセものではありませんが)の白石さんの画像を確認すると、全く別人やった。ひょっとして、関西に転勤してきやはったんか、とも一時思ったが、よう考えたらそんなことないわな、とすぐに納得した。それにしても出来すぎた話やと思いまへんか。(といってもほとんどの人に食いついてもらえんネタやと思います)
2012.04.23 |
3軒目の正直
毎年1月の年初めからテニスを始めるが、今年は例年より少し遅く、中旬になってから京都岩倉のコートで初練習を行った。京都岩倉は京都市内でも北の方で雪の心配もしたが当日は晴天で勇んで車から降りたとたん「あ、しまった」とテニスシューズを忘れたのを思い出した。以前にも2回ほどテニスシューズを忘れた事があり、その都度シューズを買っている。しかし、何が問題かというと俺のテニスシューズのサイズは29.0cmか29.5cmで何処にでもあるわけでは無いということである。それでも家まで取りに帰ると往復3時間かかるわけで、とにかく店を探して買うしかない。最初は北山通りや北大路通りを適当に車で流したが、当てもなく流していても無駄なので、少し離れるが、以前に買ったことのある河原町丸太町まで行くことにした。以前その店で売れ残った29.0cmの靴を4割引で買った記憶があり、あわよくばと思ったが数年ぶりに訪れたその店は全く別の店になっていた。その店の数軒隣には老舗のGスポーツがあるのは知っていたので、車をそちらに回し店で訪ねると「すいません、テニスは止めたんですよ」との事。「え〜そうなんですか」と落胆した様子を見せると、「でも近所に専門店があるので、そちらに回ってもらっているんですよ」との事。場所を聞いてその店から数百メートルのところにある小さな専門店を訪ねた。「靴のサイズ29cmなんですけど」というと店の人は「うちは28cmまでしか置いてないんですよ、そのサイズならMですね」と大型専門店の名前を出した。「やっぱそうですか」と結局、御池にあるその店までまた車を走らせた。その店なら確実にあると思っていたが、少しでもコートから近いところと思ったのが結局遠回りになってしまった。そのMでは入るなり「すいません29cmなら何でもいいです」と言うと「いま、2種類あります」とさすが大型専門店。色もサイズもフィット感もばっちりで、14,000円以上のものが3割引き以上で納得の逸品となった。他のメンバーからは「どこまで靴買にいってるねん」と電話が入ったが、置いてないものはしょうがない。置いてない店が悪いのか、そんな大きな足が悪いのかと聞けば、「お前の足が悪い」といわれるのがオチで背が高いことで得したことはあっても、足が大きくて得したことはまずないなとつくづく思うわけですわ。
2012.01.23
|
低額診療費
正月から品の悪い話ですので、申し訳ございませんが、低品位ネタ嫌いの方は飛ばしてください。では、ということで、年末の不摂生が祟ったのかどうか、ヘソの横にできもの(関西でいう「でんぼ」)が出来た。2〜3日放っておくと、だんだん腫れてきてズボンをはいたときちょうどベルトの位置に当たるので、痛くてしょうがない。このため、持病の定期検診のとき、皮膚科で診てもらうことにした。この病院は希望の先生がある場合(実際、いわゆる有名医師が複数おられる)初診から指名は出来なくて、希望の先生が担当している日に初診を受け、以後その先生を指名をする形になっている。俺の場合、そもそも皮膚科は初めてなので、先生もお任せの状態である。待合にいるとき、担当医の名前を見ていると、「○○浩美」と表示がしてあった。「あれ、女医さんかな」と最初思ったが、知っているだけでも、「由美」、「良美」、「浩美」という名前の男性がいるので、女医かどうかは何ともわからんな、と思うのと同時にもし若い女医さんやったらメタボで醜い腹やヘソ見せるの嫌やなあ、と勝手に心配していた。そして診察室に入ると、こちらの自意識のみがあまりに過剰でまともに顔が見られないくらい若くて美人の女医やった。結局、自分の免疫力でもう治りかけているので、薬などは必要ないとの診断で、逃げるように診察室から出た。会計にいくと、診察料は「0円」とこんなことも初めてで、とにかく嬉し恥ずかしの日やったという相変わらずオチのない話でございます。
2012.01.18 |
風物詩
正月の風物詩で以前はあって今無くなったものは何ですか?としょうもないテレビ番組みたいに自問自答して一番に出てくるのは、「自動車のしめ飾り」これに尽きる。これ、いつ頃からブームになっていつ頃すたれたのかよくわからんが、わが地方では昭和50年代には、しめ飾りをしていない車の方が確実に少なかったように思う。俺の記憶では当時は日曜大工センター(ホームセンター)の走りの時期であり、そういうところで正月用品として自動車用のしめ飾りが売っていた。ご丁寧に小さなみかんも付いていたし、これを車のフロントグリルに皆付けていたと言うと、最近の若い人なら「それ、何のためにするんですか」と言われそうである。さらにヤンキー系の人(に限らなかったかもしれないが)は車のフロントとかリアに日の丸の旗を掲げていたし、さらに気合の入った人(これも、限らなかったかもしれないが)たちは海軍旗を掲げていたのである。近年、パワースポットとしても人気のある伊勢神宮に車でお参りするとき、当時は新名神高速などもちろん無いため多くの車は、俺の住む町を通る旧の国道一号線を利用して伊勢に向かった。沿道から見る車や国道ですれ違う車はほとんどがしめ飾りや国旗を付けていたので、地域限定のブームではなかったと思う。こんなもの復活してほしいとはもちろん思わないが、正月や車がまだまだ特別の存在やった時代やったんかな、とは思う。おせち料理もデパートから買うのが定着しつつあるし(ウチは買えへんけど)、元旦から焼肉食うてももう怒る人もおらへんやろし、正月も、ハロウィンやクリスマスやバレンタインや何やかやと同じように商売のネタ以外の意味をほとんど持たんようになっていくねんやろな、と思うわけですわ。
2012.01.11 |
2011年の終わりに
天下国家は論じないというこのコラムの原則に少し反しますが年の終わりなのでちょっと。2011年3月11日は私自身と日本人全員がこれから生きていく上で忘れられないし、忘れてはいけない日になりました。そして、長崎、広島を経験したこの国が福島を経てなお変わらない事が本当に情けなく、残念です。この国に56年生きてきて、今年ほど日本と日本人を恥ずかしく思ったことはなかったと思います。今年、テレビのある番組で見た事が人間というもののすべてを物語っているなとこの頃思っています。何の番組かは忘れましたが、サルに容器一杯のサツマイモを与えるシーンがありました。普通に容器一杯のサツマイモを与えると、サルはどこかで満腹感を覚え食べるのを止めてしまうのですが、ある条件を加えるとサルは容器一杯のサツマイモを食べきってしまうのです。その条件とはバターと蜂蜜をサツマイモにかけること。今我々が享受する贅沢な生活は本来の満腹感をはるかに超えた事をこれでもかとさらに増やそうとしているようなものだと思うことがよくあります。それでも人間はきっと戻れないのでしょう。美味しい料理、美味い酒、綺麗な服、かっこいい車、すばらしい音楽、感動を与えるスポーツ、すべてが蜜でありスパイスです。文明を発展させてきたのも滅ぼしたのも人間です。これほど多様な文化を持つのも人間だけでしょう。人間とは偉いのか愚かなのか本当に分からなくなってしまいました。とにかく来年は今年より良くなってほしいとそれだけを願うだけです。もちろん地球上のすべて生き物にとって。今年も1年ありがとうございました。
2011.12.29 |
桑港シリーズ(羽田編)
今回のサンフランシスコ行は、日程の都合上、羽田からの深夜便になった。新しくなった羽田の国際線はテレビのニュースで嫌と言うほど見ていたので、ちょっと楽しみにしていた。仕事終わりで伊丹から羽田に着くと、もう夜の10時半過ぎであったが、新装なった飲食店などは当然開いているやろと高をくくっていたら大間違い。ほとんどの店がすでに閉店やラストオーダーの時間を過ぎている。確かに24時間営業してるとは誰も言うてないが、まあ、関空もそやけど、深夜便飛ばしてて何で11時やそこらで閉めるんかな、といつも思うね。コンビニもないし腹減ったし、どうしようと飲食店街を何回か往復するとどうも2軒だけ営業をしているようで、そのうち1軒が色々定食のメニューを表に出していた。他の店がほとんど閉まっているので、店の前に並べられた椅子には既に5組くらい待っているが選択肢がほとんどないので椅子に座って並んだ。店の前のメニューを見て選んでいる時、なぜかほとんどのメニューに「10時からのメニュー」と書いていたのが気になったが、まあええや、と思い入った。席に着くと、店の人が水と一緒に持ってきたのは表に並んでいたのとは全く違うメニュー。うどんとかラーメンとか丼とか単品中心で種類も少ない。さっき表に出ていた10時からのメニューちゅうのは朝の10時からのメニューやったんか、とやっと理解したが、どう考えても終わりの時間は書いてなかったように思う。それなら深夜は別メニューになりますとでも書いときゃええのにとは思うが、店を出ていくほどの元気もなくしかもなぜかカツ丼を食べてしまった。節電モードである程度暗いのはしょうがないとしても土産物屋も飲食店もほぼ閉店状態ではとても日本の玄関口とはいえんね。
2011.07.23
|
桑港シリーズ(準備編)
なぜだか知りませんが、サンフランシスコの事は漢字で桑港と表記しますが、最近の若い人ならクイズマニアでもない限りたぶん知らないでしょうな。ましてや「サンフランシスコのチャイナタウン」などという歌はもちろん知らないでしょう。でまあ、それはエエとして、そのサンフランシスコにいつもの事ながらほぼ弾丸で行ってきた。金曜日の深夜に出発して火曜日の夜に帰ってくるという3泊5日コースで日程そのものはハワイと変わらないが、移動時間が往復で約20時間と長く時差が結構キツイ。毎年この時期にアメリカで仕事をしている友人を訪ねるプランが浮上し、強行軍となったのである。今回特別に必要な準備物はなかったのだが、前から2つの時刻表示が出来る腕時計があると便利と思っていたので、所用のついでに京都のYカメラに見に行った。大阪のYカメラの時計売り場ではいたるところにMADE IN JAPAN の表記をして日本製品のアピールをしていたが、京都のYカメラではもっとわかりやすく、各時計メーカーのショーケースに日の丸が表示してある。日本メーカーの腕時計も価格の安いものはほとんどが中国製か中国組立であるので、日本製品を買いに来た海外からの観光客が間違わないようにとの配慮(というか商売上のアピール)なんだろう。結局、2つ時刻表示が出来る時計は種類も少なく、値段も結構するので諦め、時間さえわかればいいと割り切り国産メーカーで中国組立の普通の時計にした。特価で1,980円。しかも貯まっているポイントで買った。こんな安モンの時計そのまま紙袋かなんか入れてもらえば十分と思っていたら、時刻も正確に合わせ、専用の箱に保証書までいれ、その日は雨であったため、手提げ袋の上からビニールまでかけ、深々と頭を下げ店から見送ってくれるという正に日本流のキメ細かいサービスで恐縮してしまった。前にハワイで安モンのアクセサリーを買ったとき、ギフトラップにしてくれと言ったら、あからさまに嫌な顔をされ、紙の箱と紙袋で渡されたのを思い出した。欧米ではこういう扱いは当たり前なのかもしれんが、やっぱり日本のサービス水準は世界一であることは間違いないね。
2011.07.19 |
どっちがホンマ
家電の大手量販店でeo(イオ)光の販売促進のニイちゃんに声をかけられた。「eo光はご存じですか」て聞くので「ああ、こないだeoからNTTに替えたとこやねん」と答えた。「よければ理由を聞かせてください」とさらに聞くので、「あのね、時間帯によって極端に遅うなんねん、で、NTTは方式が違うから遅うならへんて言うから替えたんや」と本当の事を答えた。するとニイちゃんは「あの、NTTは方式が違うから遅くならないというのはウソやと上司から聞いています」と「ホンマでっか」みたいな事を言う。「最近、eoが増えていますから、近所の加入者が多いと速度に影響することはあります」とこちらはいつも聞いている話と同じことを言う。そのことはもちろん体感していてわかる。週末の夜11時くらいから深夜2時くらいまではもう高速道路で車が渋滞しているのと同じ感覚になる。深夜2時を回るととたんにつながり易くなるので、「ああ、明日の仕事に備えて皆寝たな」といつも感じていた。NTTの光は知り合いの人も、別の営業マンも同じように絵を書いてeoとの違いを教えてくれた。結局それを信じてeoから光に替えたのであるが、「あれはウソです」っちゅう営業も凄いね。そしてそのニイちゃんは「今度またeoに替えてください」と言って離れていった。こういうものは全く同じ条件で比べられんし、シローとでは理屈が分からんねやから、専門家の言う事を信じるしかない。でもまあ、こんなものはちょっとくらい早うても遅うても大勢には影響がない。原発のように重要なことで、「安全です」っちゅうのと「安全ではありません」っちゅうのが両極端なのが一番困る。ホンマはどっちやねん、てみんな思うてるやろね。
2011.07.08 |
門前薬局(2)
診察の後は病院近辺の決まった薬局で薬をもらうのがいつものパターンであるが、ある時、診察後に急用があったため、別の薬局で薬をもらうことにした。そこで、思いついたのは家の近所にある大手ドラッグストアー内の薬局である。行ってみると窓口は空いているし、これはたまたまやけど、しばらく会っていない同級生が対応に出てきてくれたりで、「なんや、あんた此処にいたんか」みたいな話で結構新しい発見があった。そして精算をしようとすると「ポイントカードは?」て聞かれた。へえ、ポイント付くねんや、と思いちょっと嬉しかった。そういえば、ここのドラッグストアーは行政関係に支払う手数料のチケットを買ったときもポイントを付けてくれた。薬や行政手数料にポイント付けてもエエんかいな、と思うけど、まあもらえるモンはもらっとこうちゅう事やね。けど、ポイントも最近増えつつある電子マネーの一部やと思うと、しれてるとはいえ、本来値引きの出来んはずの薬や行政手数料の実質値引きとちゃうのん、と思ってきた。で、まさか、とは思ったが同じ種類、同じ量の薬をもらった2軒の薬局の値段を比べてみるとなんと、ポイントが付く薬局はポイント分以上に薬代が高かったのである。ポイントが付く付かんの前に薬の値段に差があるっておかしいのんちゃうの、さらに疑問が膨らんできた。
2011.06.29 |
門前薬局
医薬分業になってから病院で薬をもらうことがほとんど無くなり、薬局まで行くのが邪魔くさいといえば邪魔くさい。この制度の本来の趣旨が何やったかもうわからんようになってしまったが、このしくみになって最初の頃、大きな病院の前に並ぶ処方箋薬局では、店の前におネエさんが立っていてさながら風俗店の呼び込みの様相を呈していたのを思い出す。病院前の薬局を業界では門前薬局というらしいが、いつのまにかこの呼び込みは無くなってしまった。当局からのお達しでもあったのかと思う。俺がいつも行く公立病院では、診察料の会計の後ろに係のオバさんが控えていてFAXで処方箋を送ってくれる。複数の薬局の看板があり、どこにするか聞いてくれるがもちろん違いはわからない。一番最初に選んだのがあえて病院から遠い方で、以降ずっと同じところにしているので、比較のしようがなく違いがあるのかどうかもわからない。ただ、わざわざ病院から先にFAXを送っているのにどう考えても実際に提出した処方箋で薬を入れているとしか思えんほど時間がかかる。「何のためにわざわざ病院からFAX送ってるんですか」て毎回聞こうと思うが実行していない。最初に遠い薬局にしたのはその方が空いてて早く貰えると思ったからであるがどうもその効果はなさそうである。でもまあ、同じ薬貰うんやし、待ち時間と愛想以外に違いはないやろと思っていたのであるが実は違いがあったのである。(つづく)
2011.06.25 |
敷居の気持ち
夏の京都の風物詩の代表は何と言っても納涼床でしょう。でもイメージとは違い鴨川の納涼床は結構暑く、はっきり言って冷房の効いている室内の方が快適である。しかも途中で雨でも降ってこようもんなら客も店の人も大慌てで避難する。このため、俺の京都の知り合いも多くは、「暑いし、虫も飛んでくるし、値段も高い」とあまりイイ評価をしていない。確かに納涼床本来の涼しさを求めるなら貴船がおススメであるが、こちらは京都市内から結構時間がかかるし、何と言っても結構いいお値段となっております。しかも夜になると涼しいのを通り越して寒いくらいであるので昼間が良いし、色んな条件を考えると若者や仕事帰りのサラリーマンがちょっと一杯というのには相応しくないといえる。で、それはそれとして、最近驚いたのは、先日のK新聞で「納涼床変貌敷居低く」と大きく見出しに書いてあった記事。「手ごろな価格」とか「若者でも気軽に楽しめるように」と最近カジュアルな雰囲気の納涼床が増えているという内容が書かれている。これって、以前は高級料理店の納涼床が多かったことからなかなか若者が入りにくかったという状態を「敷居が高い」としたうえで「敷居を低く」して利用しやすく、という意味で書かれた記事やと思うが、代表的な誤用のパターンやね。「敷居が高い」というのは多くの人、特に若者は「あの店は高級で敷居が高い」のように使うことが多いと思うが、本来の意味は「不義理や面目ないことがあってその人の家に行きにくい→敷居がまたげない」というニュアンスである。また、「敷居が低い」とか「敷居を下げる」という言葉もないのである。まあ、最近の若い人は「不義理」や「面目ない」いう言葉自体も使わないかもしれないし、このままでは、誤った多数派の使い方が正しい用法になる日が来る(ひょっとして既に来ている)かもしれん。だいいちバリアフリーの普及で敷居そのものがそのうち無くなってしまうな。
2011.06.15 |
1分診療
病院が混んでいるのは相変わらずで、少し前は3時間待って3分診察などと言われた時代があったが、俺の場合は1時間待って1分診療が定着している。持病の定期的な診察と薬をもらうため、以前は3ケ月に一回、少し状態が良くなった今は半年に一回公立の病院に行くが、採血のあと、ほぼ1時間は待たされる。血液分析結果が出るまで時間がかかるとのことであるが、そんなに時間がかかるんかいな、といつも思う。このため、10時の診察予約であっても、実際に診察を受けるのは11時を回り、結局半日がかりということにある。その半日のうち診察はほぼ1分以内である。「調子はどうですか?」「はい、まあまあです」「そうやね数値も安定してるし、同じ薬出しとくからまた半年後に来て」「はい、ありがとうございます」とだいたいこんなもんである。ところが先日は、採血から1時間30分経っても呼び出しがなかった。受付の張り紙には診察が遅れているとは書いていたが、それにしても遅いなと思っていると、しばらくしてやっと呼び出しがあった。「大変おまたせしました岡川さん」と言っている内容はいつもといっしょやが、どうも言い方がいつもより申し訳なさそうやった。そして診察室に入ると先生は「ごめん、ごめん、診察終わったようになってたわ」と笑っている。最近はすべてパソコンで診察などの管理をしているため、どうも診察済みと間違って入力してしまっていたらしい。「そうですか、いや、ちょっと遅いなと思っていたんですわ」と俺も笑って言葉を返した。これ、先生が嘘ついて「今日は救急が入ってね」などと言われてもこっちは分らないのに、本当の事を言ってもらったからである。どこかの政府の発表と違うて、やっぱり最初からホンマの事言うてもらえば人間てそんなに怒れへんもんやと思うけどね。
2011.06.10 |
一応聞いてくれ
エコバッグが定着しスーパーにはエコバッグ持参で行くのが普通になったが、急に思い立って買い物することが多いコンビニではなかなか同じように出来ない。もちろん、週刊誌一冊や缶コーヒー1本などのとき袋は貰わないが、それでも人間は身勝手なもので(俺だけかもしれんけど)袋が不要とわかっていても一応聞いてほしいのである。どうも最近は「このままでいいですか?」と先に聞かれることが多いように思う。もちろん「ええ、いいです」と答えるし、確かに要らないのだが、何か強制されているような、店の都合を優先されているような感じになってしまう。やっぱり「袋は必要ですか?」「いいえ要りません」「ありがとうございます」とこうなってほしいのである。あとついでに言うと、なんでコンビニのレジ袋ってわざわざ持つとこクリクリ巻くの。俺はその方が持ちやすいとは思わんし、だいいち後で伸ばして保存するのに皺くちゃで手間かかるっちゅうねん。そして最後にもひとつ、レジの袋を要らないって言うと、ペットボトルや雑誌に勝手にテープ貼るやつがいるのん。「テープだけ貼らしてもらいます」て言われて、「いやデス」とも言わんけど、先に言うだけまだましである。そんなもん持って店の中歩くわけでもないし、5秒後には店を出るのに何でテープ貼る必要があるんかねえ。コンビニには謎が多いねえ。
2011.05.23 |
深夜コンビニの謎
所用でビジネスホテルに泊まった。で、そういうときは必ず夜にコンビニに行く。朝食のパンや飲み物を買いレジに並ぼうとすると10人くらいの列になっている。レジの係りを見ると、俺が今までに見た中で最高齢と思われるおやじである。人の年を当てるのは不得意だが、まあ、60代かと思われる。別に年齢や性別など関係ないのだが、とにかく手が遅いのが気になる。手間取っている客との対応を見ると、どうもクレジットカードがうまく通らない様子である。「これ通らないんですけど」というレジのおやじに「こういう風に通してみて」とカードの通し方を手ぶりで客が示している。そして何回通してもうまくいかないようで、どうするのかと見ていると、「もう一度やり直します」と言って何と一度レジ袋に入れた商品をすべて袋から出し、ホンマに最初からレジを通し直している。そして再度カードを通すと何やら表示が出ているようで「あのう、このカード使用できませんて出てます」と言う。客はもうあきらめ顔で財布から現金を出している。そしてこのときやっとおやじは列の長さに気づき、「お〜い、○○君」と、呼んだ。すぐに奥の方から若い兄ちゃんが出てきた。私服のままなので、ちょうどバイトをあがったところか、休憩中か、今からバイトなのかわからないが、とにかくこれでレジが進むとほっとした。すぐに制服を上から着て兄ちゃんがレジに立つとほとんどの客はそちらの列に並んだ。胸の名札には初心者マークと研修中の表示が付いているがおやじの3倍くらいのスピードでレジをこなしている。その頃、先ほどのカード改め現金客の応対をやっと終えたおやじは「こちらのレジにどうぞ」と言っているが、俺も含め並んでいる客は皆、聞こえないふりをしている。そのうちカゴ一杯に商品を入れた女性がおやじのレジに行った。チラッとそちらを見ると、超スローペースでバーコードを読ませ、しかも丸いペットボトルの飲み物を何本も横に積み重ねて袋に入れている。一緒にレジに並んでいる同僚に「おい、飲み物は普通タテに入れるもんやろ」としゃべっているとちょうど並んでいるレジの初心者バイト君が飲みものをタテに並べて入れていた。「ほらな」と俺が同僚に言うと「あのおやじこないだもいましたで」と先日の夜もこのコンビニに来たという同僚が言う。そんな事をしゃべっていると、またおやじのレジはエラーが出たみたいで、また、袋に満杯に入れた商品を全部出してレジを通し直そうとしている。もう、それを見ると笑えるやら気の毒やらでどうしようもなかった。売り上げが厳しくなるとオーナーがレジに立ち、ハードワークで身体を壊す、という例は身近にも見てきた。このおやじがオーナーなのか高齢のバイトなのかは分からないが、とにかく身体を壊さず、客を怒らさず、うまくやってくれとしか言いようがないね。
2011.05.16 |
お殿様コンビ
普段はほとんど行くことのない銀行の窓口だが、子供の授業料振込のためどうしても年2回は行く必要がある。他の大学はどうだか知らないが、ATMからの振込みやネット銀行からの振込みを学校が認めていないからである。いかなる大学側の事情によるものか知らんが、きょうびコンビニ振込みが出来んて一体どういうことやねん、て思うね。最近は地方税などもコンビニで納付できるし、行政手数料のチケットもドラッグストアーで買えたりするので、これがあたりまえになると平日の昼間に銀行の窓口に行くなんてことは考えられんくらい不便な話である。さらに振込み手数料をタダにしようと思うといわゆるメガバンクに行く必要がある。たまたま俺が宝くじに凝っていたころ、当選金をすぐ入金できるようにと口座を開いたシステムトラブル続きのD銀行改めM銀行が一番行きやすいので毎回駅から10分歩いて何かの用事のついでに行っている。今回も振込み期限が近づいてきたので、ゴールデンウィークの谷間に窓口に行った。連休谷間のお昼前の窓口は予想以上に混雑しており、もしコンビニなら間違いなく他の店に回るところやが、こればっかりは並ぶしかない。約10人ソファに座って待っているのでまあ10分は覚悟せなあかんなと思ったが、結局15分もかかった。これコンビニやったら1分以内で終わること間違いなしやね。コンビニ収納を認めない大学も振込み手続きの改善をしない銀行もいわゆる殿様商売の見本みたいなもんやと思うが、こんな殿様コンビはいつまでも続かんと思うで。
2011.05.09 |
迷惑なおっさん
前回のコラムで乗っていたローカル線の電車が鹿に衝突して急停車したことを書いたが、その数日後には、今度は、新大阪駅に向かう途中、乗っていた新快速電車が急停車した。その停まり方から「ああ、またアクシデントか」と思った。そしてその直後、線路反対側を走る京都方面行の普通電車も急停車し、ちょうど両方向の電車がホームでも何でもないところで並んで停車した形になった。読んでいた週刊誌から顔をあげ、急停車した向かいの普通電車を見ると、乗客が皆こちらを見ている。こんなことはあまりないので、珍しくてこっちを見ているのかと最初思ったが、どうも視線の方向が違う。こちらの車両の下を見ている。そして俺の乗っている車両の他の乗客も席を立って俺の前まできてドアのガラスから指をさして電車の下を覗きこんでいる。こうなるとビビり症の俺は、最悪の事態を想像し、かえって窓から下を見ることが出来なくなった。それでも気になるので、下を覗きこむ他の乗客の顔色をそうっと伺うと、女性客も苦笑いしながら見ている。そうなると、これはどうも深刻な事故ではなさそうやな、と思えてきて、思い切って皆の視線の方向を恐る恐る見た。そこには2〜3人に支えられてやっと立っている、という感じで、バイクのヘルメットをかぶった小柄のおっさんが茫然と立っていた。俺の座っている席の真横で1mくらいしか離れていない。よく見ると電車は踏切の真上で停まっており、このおっさんがバイクで踏切を渡り切れなかったか、あるいは無謀横断したのだと想像出来る。そしてすぐに電車から降りてきた車掌さんらに抱えられ、電車の後方に連れていかれた。結局10分くらいの遅れで済んだが、それにしても迷惑なおっさんである。踏切がある限りこういう事は無くならんやろし、なんかええ対策ないもんかねえ。
2011.04.30 |
ローカル線の妬み
JRのダイヤ改正は何故か知らないが3月が定例である。今年の改正では一番肝心な朝の通勤時間帯の電車が2〜3分早くなった。通勤、通学経験者ならわかると思うが、朝の1分2分は大問題である。早くなった理由は、乗換え接続する東海道本線(琵琶湖線)の新快速が停車する駅が増えたためである。都市生活者の利便性のために地方が割を食うというのはあらゆるところで起こっているわけで、あまり書かないでおこうと思ったが、東京で贅沢に電気使うために何で東北が犠牲にならなあかんね、というのと構造はいっしょやと俺は思う。でまあ話をJRのローカル線に戻すと、車両はどこかで走ってた中古やし、揺れるし、遅いし、料金は都市部区間に割引があることを思うと割高やし、と何でこんなに差をつけられなあかんね、と思うね。けど、あんまり言うと、一部の保険掛金みたいに地域格差つけるとか言われると困るので、こっそり文句言うしかない。さらに、毎年春先は電車が混むし、そのおかげでほぼ毎日遅れるし、とさんざんである。そしてローカル線が遅れると駅のアナウンスで「○○線から乗換のお客様はお急ぎください」と名指しでせかされ、ゼイゼイ言いながら駅の階段を昇り降りせなあかん。夜は夜でこないだも仕事でヘロヘロになって遅い時間に乗っていると、駅と駅の間で急に止まってしまいよった。すぐにアナウンスが入り「ただ今、鹿と衝突しましたので急停車しました」と言う。けど、このローカル線に乗っている人は全く慌てず騒がず、何事も無かったように新聞を読んだり、携帯をいじったりしている。鹿に衝突して電車が遅れるなんてことはようあるからである。こんなこと、都会では考えられんやろ、どや。(て自慢にはならんね)
2011.04.24 |
まぼろしの焼酎
人気の芋焼酎は3Mとも言われる、魔王、村尾、森伊蔵がポピュラーやと思う。最近ではプレミアム焼酎とかで一升ビンやと2万円前後でネットで売られているのを見る。何年か前、ウチの隣町の酒屋さんで、魔王がほぼプレミアム無しで買える時期があった。店頭には置いてないので、店の人に「魔王はありませんか」と聞くと、「今、あるんですよ」と店の奥から恭しく出して来てくれるのである。ただし、魔王だけでは売ってもらえず、いわゆる抱き合わせ販売というやつで、他に2本、結構上等な焼酎を併せて買う必要がある。場合によっては魔王より高いレアな麦焼酎なども買わされ(いや、買わしてもらい)それはそれで高いだけあって旨かったりしたものである。で、その買った魔王は家で飲むのではなく、ほとんどがちょっとしたお土産とかお礼とかで使っていた。それでも1本だけは常に家に置いておき、いつか飲もうとずっとしまい込んでおいた。そして先日、ほぼゴミ屋敷状態となっている俺のパソコン部屋(本当は居間であるが占拠しているだけ)を回線工事に備えて掃除したとき、その魔王が本棚の奥で倒れているのが見えた。もちろん封をしたままであるし、付近が濡れているわけでもなかったが、ビンを起こそうと手に持った時、ビンの胴体が濡れているのがわかった。あれ、おかしいな、と思って少し濡れた自分の手を鼻に近づけると明らかに焼酎の匂いがする。ひょっとして、と思い、スモークグリーンの魔王のビンを透かして見ると、何と、3分の1ほど減っていた。栓は開封されてないが、ビンが横になっていたため、ほんの少しづつ滲み出ていたんやと思われる。この魔王は720mlやが、最近では7000円以上の値段で売られている。売価でいうと2500円分くらい蒸発させてしまったことになる。いつもの事ながら細かいところをケチって、肝心なとこが抜けてるという貧乏症の典型やなと自分でも思うね。
2011.04.15 |
琉球紀行(居酒屋編)
せっかく沖縄に来たんやし、地元料理を食べたいなと皆で話していた。地元の情報はタクシーの運転手さんに聞くのが常道であるから、一日目のタクシーでの観光の帰り、運転手さんに「地元料理が食べられる居酒屋でお奨めはどこですか?」と聞いた。何軒かのお奨め店があり、宿泊している国際通り近くのホテルから歩いていける範囲の店の前を何軒かわざわざ回って頂いた。結構上等そうな店から、見るからに居酒屋風の店まであり、一旦ホテルに帰ってから順番に巡って行くことにした。一軒目は国際通りの裏通りに当たるような位置で、店先に大きなちょうちんが出ている。店に近づいていくと、既に店先に何人も並んでいるのが見える。「おい、こんな路地裏やのに並んでるっちゅうことは有名店ちゃうか」とか言いながら店の前に着くと、5人ほどが店の外に並んでいてさらに、店の中にも3人ほど並んでいるのが見える。店はどんな雰囲気やろと気になるので入り口ドアのガラスから覗くと、大きな店ではないが、滅茶苦茶賑わっているのが分かる。「こら、雰囲気めっちゃ良さそうやで」とメンバーと確認したが、何ぼなんでもだいぶ並ばんならんな、とちょっと悩んだ。
こんな時、店長今川氏なら絶対に並ばんやろな、と思いながら、いかにも捨てがたい店の雰囲気なので、考えた挙句、二手に分かれることにした。俺ともう一人がこの店に並び、あとの3人が残りのお奨め店を偵察し、連絡を入れるという方法である。そして待ち時間を30分と想定した。(続く)
2011.02.14
|
琉球紀行
初めて、沖縄本島に行ってきた。といってもいつものように弾丸1泊2日である。今までに、石垣島、西表島、小浜島、波照間島と離島は行ったことがあるが、本島滞在が初めてという、ちょっと変わったパターンである。今回は5人という少人数の旅行であるから比較的移動はし易いが初めて行くところの幹事はそれなりに気を使う。滋賀から関空に行くのは高くて時間がかかるため、伊丹発にしておいた。学生の頃初めて北海道に行ったときは、伊丹空港もでっかく感じたものだが、今となっては地方空港程度の感じであるし、土曜日だというのに閑散としていた。最近は色々あるため、JALを敬遠し全日空にしたが、機内の新聞や雑誌が無いのはもちろん、ほとんどの飲み物が有料で、こちらも結構厳しいのだろうと思う。今まで沖縄本島に行ってなかったのは、食べ物がイマイチという人が多かったのが最大の理由であったが、これはどこの土地でもそうだと思うが、結局は店によるということが立証できた。反対に今回沖縄に行こうと思ったのは、年々冬の寒さが身にしみるようになってきたため、少しでも暖かいところへと思ったのが理由。向うに行ったら皆な半袖か、くらいに思っていたが、いくら南でも日本は日本、ずっとダウンベストが離せなかった。昔、JALやったかANAやったかのCMコピーで「まだ滑れる北海道、もう泳げる沖縄」というカッコいいのがあったが、八ワイやあるまいし、1月では
なんぼ何でも泳げんわな。
2011.01.31 |
日本の車内より(奈良その2)
目的地の橿原神宮前駅で降りたが、ホームから行き先であるKホテルは見えない。近鉄電車系とは商売敵のホテルチェーンだからかどうかわからないが、案内看板も見当たらなかった。ホームを降りると線路を横断する形で右左に分かれ2方向に出口があるが、6年前どちらの出口から出たか全く覚えていない。大きい方の出口方面に係員の姿が見えたので、そちらに向かい「Kホテルはどっちですか?」と聞くと、「あちらの出口です」と反対側の出口を指された。「すいません」といいながらも出口に向かう途中「くそ、こっちやったんか」と単純に予想が外れたことが悔しくてつぶやいた。改札は自動改札で、持っている切符は乗車券と特急券の2枚。大きさも違うが、JRなどでも大きさの違う複数の切符はいつも通しているので、2枚いっぺんに切符を入れると、とたんに警告ブザーが鳴った。改札口の近所には高校生のカップルが1組いたが、「このおっさんドンくさいな」みたいな顔でこっちを見ている。しばらくすると係員が来て、機械を開け、ひっかかっている特急券を取り出した。そして「乗車券は?」と結構エラそうな口調で聞く。「一緒に入れましたけど」というと返事もせずまた機械の中を探し、乗車券を見つけた。「どうもすいませでした」とでも言うのかと思ったら「今度から特急券は入れないで下さい」と注意だけされた。「あのなあ、それやったらちゃんと書いとけ」と言いかけたが止めた。乗車券だけ入れるっちゅうことは残った特急券はどうすんね、とか考えかけると余計に腹が立ってきた。色んな電車が相互乗り入れしたり、ICカードが共通で使えたり、以前よりはかなり便利になってきたが、自動改札での複数の切符の扱いは同じ会社でも機械によって違ったりとややこしい。しかも引っ掛かった時の恥ずかしさもあるし、もぅちょっと何とかしてほしいね。
2011.01.20 |
日本の車内より(奈良)
6年ぶりに奈良の橿原市に行ってきた。いつもの通りというか、前回と同じく京都から近鉄特急で行くことにした。近鉄特急は全席指定で、俺はいつもホームの自動販売機で特急券を買う。新幹線のときは必ず3人掛けの最後列の通路側を指定する俺やが自販機では指定のしようが無く(窓口なら出来るんやろが)席は自動的に割り振られる。今回の席はちょうど車両の真ん中あたりの窓側やった。平日の昼間なので乗客は少ないやろうと予想していたが始発の京都からは同じ車両には俺を含め5人しか乗っていない。ところが気がつくと、その5人は車両の真ん中にかたまって座っている。自販機で指定席を割り振るとき、車両の真ん中からスタートするのは、それはまあええとしても、何でそんなに席を詰めるねんやっちゅうねん。俺がもしこの発券システムの担当者やったら、前後左右を1列飛ばしでギザギザに取っていって、次に間を埋めるようにするで。いつも言うように俺は身体が大きいので、席が窮屈なのが何より嫌いである。せっかく客が少ないのに、前も横も座ってて、あとはガラ空きっちゅうのは何か損した気分になった。こういうの、もうちょっと考えられんかねえ、という代表的なもんやね。
2011.01.16 |
タイガーマスク
正月から人のネタで申し訳ないけど、ちょっとエエ話やと思うのでひとつ。年末から伊達直人を名乗る謎の人物が児童相談所等へランドセル等を贈ってるハナシ。40年前にタイガーマスクを見て育った50代の人間ちゃうかっちゅう話があるが、まさしく俺の年代である。毎週必死でテレビのタイガーマスクを見ていたが、エンディングの曲がやけに悲しかった記憶が今でも残っている。それに、タイガーマスクがプロレスラーであることを隠して孤児院などを訪問するとき、そんなもん体格でわかるやろ、とひとりでツッコミながら見ていたのも思い出す。それにしても、最初に贈られた児童相談所の50代の管理職が気づかず、再放送のアニメを見ていた若い職員が気づいたっちゅうのも何とも言えんが、これはなかなか考えよったな、と関心したね。その後も毎日ほど、全国で伊達直人が寄付してるみたいで、まあ、共感を受けた人が増えてるのも間違いないとこやね。このコラムで以前紹介した、ウチの近所の老夫婦の肉屋さんはその後も特売日である土日は相変わらずの盛況で大変やが、ここの肉屋さんは特売用の肉の売り上げを全部「国境なき医師団」に寄付してるというんやからこれもまた頭が下がる。ロクでも無いやつが多いとボヤいてるだけやなしに、ちょっとくらいはこういう人たちの真似できることはないんかな、と思わんとあかんね。
2011.01.14 |